もう四半世紀も前だが、私が中学に入ったばかりの頃、
明治生まれの祖父が唐突に聞いてきた。
「お前、オ○コ知っとるんか?」
セックスの経験があるか?ということらしい。
「知ってるわけないやん」と俺。
当時でも中学で童貞を卒業する男は、まだまだ少数派だった。
「そうか。最近の子はかわいそうやなあ」
溜息をついた祖父が、ぽつりぽつりと語ってくれた話だ。
祖父=平吾(仮名)=が生まれ育ったのは、
関西某県の山間の農村。
6人兄弟姉妹の次男坊だった。
小規模ながら自分の田畑を耕す自作農で、
高等小学校(今の中学くらい)まで出たというから、
村では中産階級といったところだろう。
そんな祖父曰く、昔の子供は、
今の中学生くらいで「女を教わった」。
【少年時代に夜這いの風習で筆おろしされたお祖父さんの凄いおめこ体験】の続きを読む